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なんとなく仕事が進まない時なんかに、偉人たちの格言や名言をボケっとみていると、ふと感動させられることがあります。簡単にいうと格言名言を見るのがまあまあ好きなわけです。で、まとめ記事なんかをずらっと見ていると、みんなそうだと思うんですが、自分の好きなテイスト、苦手なテイストが分かってきますよね?

僕の場合は、どれだけ正しくても説明的でご立派なものは好みではなく、逆に内容がおかしくても、端的で響きがいいものにグッとくる様子。諸説あることを前提にしますが、例えば、かつてサッカー西ドイツチームを統括し、皇帝と呼ばれていたベッケンバウワーの言葉がこちら。

「スポーツは我々の持つ最高のコミュニケーションのひとつ。それは宗教や貧富の差を超えて我々を一つにする」

ほほーなるほど、確かに。これこそがスポーツ(というかサッカー)のいいところだし、「我々」の枠組みを選手だけでなくサポーターやファンまで広げると、かなりいい事を言ってます。

だけど僕にはそんなに響きません。おそらく立派すぎるから。
対して緻密な印象のベッケンバウワーと真逆なイメージ(を個人的にもっている)の、王国ブラジルの神様、ペレの格言はこちら。

「ボールは丸い」

へ、どういうこと?
本当は長い言葉の中の一部です。でもあえて説明なしの、この言葉の強さが好き(ちなみにペレの言葉ではないという説もあります。そこは諸説ありの範疇で)。

ボールは丸い。。はい、そのとおり。

この「地球は青かった」を真似したものの、上手くいかなかった風の佇まい。ここから我々はなにを受け取ればいいのか。

ボールは丸いんだから失敗もするよ。かも知れないし、ボールは丸いんだから人類みな兄弟。でもいける。
ボールは丸くてコロコロ転がるように明日はどこに行き着くか分からない(だからあまり悩んでも意味がない)。でもまあいけるし、世の中いろいろ複雑な事情はあるけど、とにかくボールは丸い(というシンプルな側面もあるんだ)、でもいけなくはなさそう。このチンプンカンプンさと、コピーセンスにグッとくるわけです。

もちろん、ペレが言ったかどうか曖昧なこの言葉を調べ上げて、前後の文章を読むとはっきりするかも知れません。でもそれは僕にとっては、価値のない時間なんです。だから、このままにしたい。

説明的より、変態的。
脳の理解より、心のざわめき。
壮大なメッセージより、ボールの形。

好きだからあえて調べないって、ちょっと気になる人ができた時のSNSの感じですかね。

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