コトバのコラム 「コトバ大」山葉のぶゆきの週刊連載コラムです。

第12回:死ぬほど、って使っちゃうんdeath

時々、僕も使ってしまうんですが、「死ぬほど〇〇」という表現がいかん!という意見をたまに聞きます。まあ、真面目に考えればそりゃダメだろうけど、ここまでよく使われるていると、良い悪いで論ずることが虚しい、というか、現実的ではないような。

と放り投げるのもアレなんで、「死ぬほど」に変わる表現を考えてみました。

まず、死と真逆な感じはどうでしょう。
命が伸びるほど、とか、産まれるほど、とか。

命が伸びるほど美味い!
命が伸びるほどラッキー!
産まれるほど最高!

うん。僕的にはイケてる気がします。
産まれるほどビックリした!とか、すごく伝わる。

でもネガティブな表現には合わない。

命が伸びるほど辛い!
産まれるほど腹が立つ!

うん、これは言わん言わん。

では、死と同じような状態になる言葉はいかがか?
寝るほど、とか、意識が無くなるほどなど。

寝るほどムカついた。
寝るほど重い。
意識が無くなるほど面倒。

うん?ちょいイケてる気がしますね。意識が無くなるほど腹立たしい、なんてかなり伝わる。
では、ポジティブな時は?

寝ちゃうほど美味い!
意識が無くなるほどラッキー!
意識が遠のくほど最高!

なんかいけるいける。
でも、意識が無くなるも、死ぬに近いっていうか、軽々しく使うと怒られる表現かも。。

いろいろ考えると、「死ぬほど」というのが、多様性があり、伝わり、何よりも言いやすいという、実は超優秀な表現であることが分かります。だからみんな使うし、なくならないんですね。

優秀というのはあくまで言葉レベルでみると、ですよ。偉い人、怒らないでね。