カテゴリー
はじめまして、の方も多いと思います。コトバ大の代表(代表というのもアレなのですが、学長、というのもむず痒く、ここではいったん代表としてみました)の山葉です。職業は編集者です。編集者として雑誌やWEB以外にも色々と作らせていただいておりまして、細かな説明を省くと、この度、コトバ大を開校するに至りました。よろしくお願いいたします。コトバ大では「文章とライターの基礎講座」の講師もやっております。

この週刊コラムでは、僕が仕事や生活の中でふと思ったコトバのアレコレをゆるやかに綴りますので、どうぞできるだけ肩の力を抜いて、なにかのついでにお楽しみください。

では第1回は、業界用語と口癖の話。
世の中には、その業種の人にしか分からない言葉や、頻繁に使わざるを得ない用語がいろいろあります。たとえば雑誌や書籍の編集の世界なら、ナルハヤ、マキ、マキマキ、ママイキ、トルツメ、ナカグロ、タテイチ、ニコパチなんて、魔女っ子なにちゃんの呪文のような言葉が当たり前のように使われている。もちろん仕事以外の時間では、僕は絶対に使わないですが。

で、広告代理店の営業系の人にわりと多いと思うんですが、そんな業界用語と呼ばれるものを、わざわざ使うというか、もう口癖になっている人がいて、連発されると脳がフワーっとなり、思考が停止してしまいます。

この前すごく気になったのはスキームを乱発する人。「今日の会議で話したいスキームはさ…」「こいつスキーム管理が散漫なんだよ」と始まったので、ある程度は覚悟をしたけれど、ダメでした。「スキームのエンゲージメントがさー」「スキームのリスクマネージメントがさー」。もうその場にいる全員の脳がフワー。言いたいカタカナの渋滞がひどい。

次に、一部の人が使う用語でたまらないのが、ニギる。「クライアントとまだニギれてない」「内容だけはニギれてます」などの発言から、約束した、確認した、ということを言ってるんだと想像できますが、「ニギりが遅い」「ニギり不足」「ニギりゴネる」など新語が産み落とされた瞬間に頭がフワー。
ニギりゴネる? 寿司屋の息子か!

あと、ぶった切る。これは業界用語ではなく、ただの口癖と信じたい。「ガン無視でぶった切りましたよ」「適当にぶった切ればオーケーです」「最悪、僕がバンバンぶった切るんで」。おいおいおい。全体的に感じ悪いです。

個人的に、業界用語には肯定的です。言葉として面白い歴史があったり、トンチがきいていたりして、そそられるものがあるので。でも脳がフワーっとさせられる恐ろしい業界用語(または口癖)も世の中にまだまだありそう。また見つけ次第報告しますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です